適応疾患
外傷(打撲、捻挫、切り傷の縫合、骨折、脱きゅう、やけど)、腰痛、ひざ痛、椎間板ヘルニア、肩こり、五十肩、神経痛、巻き爪、骨粗鬆(しょう)症、スポーツ障害等
骨折、捻挫、脱臼、打撲
外傷の中でも上記に代表される突発的に起こる怪我や障害の治療を行なっています。
骨折は単純骨折から複雑骨折と様々ありますが、長年の経験に基づき、症状に合った適切な治療を行なっています。
捻挫、脱臼、打撲などは、痛みが軽い場合、病院に行かない方も多いとは思いますが、痛みが長引く場合は軽い場合でも治療に来られることをおすすめいたします。
捻挫や脱臼の場合、取り返しのつかない状態になることがありますので、病院で診療を受けてください。
腰痛、ひざ痛、頚背部痛、肩関節障害
来院する患者様の多数が「腰痛」「ひざ痛」「首痛」等の関節と密接に関わる部分です。
痛みの原因は諸々ございますが、筋肉系(ぎっくり腰等)、外傷系(打ち身、ひねりなど)が特に多く見受けられます。但し、中には内臓疾患や皮膚疾患、腫瘍などから起こるものもありますので、症状をより詳しく教えて頂く必要性があります。
特に腰痛はそのままにしておくと椎間板ヘルニアになったりすることもありますし、ひざ痛は歩けなくなるほど酷くなる時もあります。
我慢できる範囲の痛みでも、我慢などせずにお気軽にご相談ください。
骨粗鬆(しょう)症
骨粗しょう症は女性、高齢者に多く発生し自覚症状が乏しい病気です。骨量の減少、骨の微細構造の劣化(骨がスカスカになる)の2つの特徴がある全身性の骨の病気で、この2つの原因で骨の脆弱(ぜいじゃく)性が増し、骨折の危険性が増加した状態です。高齢者が発症することが多く、近年では寝たきりになる主要因の一つです。
※重要な骨(椎体や大腿骨頚部)が骨折し、歩行が困難になり要介護状態となる例が多く見られます。
原因は色々とありますが、バランスの取れていない食事と運動不足によるものが多いと推測されます。この病気はだんだんと悪くなるので、早めの診断と対策が不可欠です。最近、身長が縮んでいる、背が曲がってきた、腰痛等の症状があれば一度検査をおすすめします。
当院では骨粗鬆症の診断および治療効果の判定に最も多く使用されているDXA法を用いた最新の骨密度測定装置を導入しており、詳細な診断と的確な治療・指導が可能となっております。
巻き爪、陥入爪治療
陥入爪は爪の角がトゲのようになり、肉に刺さって炎症を起こした状態です。巻き爪は爪が横方向に巻いている状態です。陥入爪の人は巻き爪になっている事が多く重症化している例を多く見ます。いずれも早期の治療を行なう必要があります。
また、これらの症状は再発率が高いので、出来るだけ再発しない、もしくは軽度の症状になるように爪の手入れ方法なども指導いたします。
■巻き爪の治療には治療に伴う痛みなどから、ワイヤー矯正をおすすめしています。
1.ワイヤー矯正術(チタンワイヤー) 自費 1足趾1回 ¥11,340
(ただし、同じ足趾1回1度の矯正で治らない場合、2回目以降1回 ¥9,180とします)
その他診療は保険診療費が必要です。
2.陥入爪形成術 保険診療
椎間板ヘルニア
椎間板の一部が正常の椎間腔を超えて突出した状態です。
椎体と椎体の間には人体最大の無血管領域と呼ばれる椎間板が存在しています。椎間板は中央にゼラチン状の髄核、周囲にはコラーゲンを豊富に含む線維輪から成っています。この髄核や線維輪の一部などが突出した状態が椎間板ヘルニアの状態です。
椎間板ヘルニアの治療は病状により異なりますので、詳細な検査が必要です。
頚椎症
老化により椎間板の変形が進むと、脊髄の通り道を圧迫し、脊髄症を生じて様々な症状がでてきます。
姿勢が悪かったり負担のかかる運動等をするとこの変形を早める可能性があります。
五十肩(肩関節周囲炎)
肩関節が痛み、関節の動きが悪くなります。
原因としては関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などの老化だと考えられています。中年以降、特に50歳代に多くみられます。
五十肩は自然に治ることもありますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもありますので、早期の治療が必要です。